どのタイミングからユーザーは検索行動を起こすのか?
12月から1月にかけてクリスマスや正月等、様々なイベントがあったため、その商機に合わせてwebマーケティング施策を実施したサイトは多いだろう。
イベント等のシーズンに対応するwebマーケティングとしてよく疑問に上がるのが、「いったい何時のタイミングから施策を実施するべきなのか。」という点である。
施策を実施するのは、ユーザーのニーズが発生したタイミングである。
ではユーザーが検索行動を発生させ始めるのは、何時ごろのタイミングだろうか。
実はユーザーの検索行動の発生タイミングには傾向がある。
ユーザー検索行動を発生させるのは、イベントの約2-4ヶ月程度前からである。
上記を見ると、かなり早いタイミングから検索行動が発生していることが分かる。
約2-4ヶ月程度前から検索行動が発生し、右肩上がりで徐々に増加、イベントのタイミングでピークを向かえる。
つまりマーケティングを実施する上で、これくらいの時期から少なくとも施策の開始を検討する必要がある。
どのように対応していくのか。
SEOの視点で考えるのであれば、少なくとも約2-4ヶ月前からランディングページは保有し、内部リンクを回遊させておく必要がある。
訴求力の優先度に関しては、サイト全体のスタンスや、その他のより直近のイベントとの兼ね合いから判断する必要があるが、少なくともページは公開しておく。公開後は優先度に応じて訴求方法や内部リンクの量などを変えていけばいい。
またベンチマークしている競合がいるようであれば、競合のイベント公開タイミングをウォッチし、検索行動が発生する2-4ヶ月の間で、可能な限り競合より早いタイミングでコンテンツの訴求力を強める。
筆者の経験上、イベント発生の2-4ヶ月前であれば、まだ競合がwebでの広告を出稿していない場合も多い。
ユーザーの検索行動が発生しているが競合が少ないタイミングなので、費用対効果高く運用できる可能性がある。
※例えば当記事は1/13のタイミングでライティングしているが、現在Googleを検索すると3/14のホワイトデー関連のリスティングが殆ど出ていない状態である。検索行動は発生していると推定されるため、競合の少ないこのタイミングはチャンスである。
今回のポイント
・ユーザーの検索行動は2-4ヶ月前から発生する。検索行動が発生したタイミングからコンテンツを公開、優先度に応じて訴求方法を変えていく。
・競合のコンテンツ公開タイミングもウォッチし、競合の社内ルールを理解することで先んじて行動することができる。