長期的な視点でTwitterのフォロワーを増やす方法
Twitterを利用して企業や個人のブランディングを行う際には、何らかの方法でフォロワーを増やすのが望ましい。フォロワーの増加は、一般的には別媒体による露出(例えばblogとかwebサイトとか)やバズの発生、ソーシャルメディア上で目立つコミュニティに加わる等の方法が挙げられるが今回は、”長期的な視点に立った、フォロワーの情報需要を満たす形での増加方法”について考えてみた。
フォロワーには二種類のタイプがいる
フォロワーには大きく二種類のタイプがいる。1)あなたというユーザーに価値を見出しているフォロワー 2)あなたの発信する情報に価値を見出しているフォロワーだ。後者は更に2パターンに細分化可能で、各ユーザーに名前を付けると以下のようになる。
1) あなたというユーザーに価値を見出しているフォロワー
このフォロワーはコミュニティ層と名付けた。この層は、”あなたの直接的な知り合いやソーシャルメディア上での知り合い”を指す。つまりあなたと同コミュニティに属しているユーザーということになる。
※ここでの”ソーシャルメディア上での知り合い”の定義は、sns上でお互いがお互いを認知しており、複数回mentionやdmでやりとりしたことのある関係性と考えている。
2) あなたの発信する情報に価値を見出しているフォロワー
このフォロワーは、更にファン層とフロー層に分けられる。
フロー層…あなたのツイートやプロフィールに何らかの興味を持ったためフォローしたフォロワー。この層のフォロワーは、あなたの情報発信頻度や情報密度が下がれば、容赦なくリムーブする可能性がある。つまりあなたという人間自体にはそれほど興味がない。この層のフォロワーが最も流動的に増減を繰り返す。
ファン層…初めはフロー層だったが、あなたの継続的に発信する情報が自身の情報需要とマッチしていたために、流動的なフロー層から固定的なファン層になったフォロワー。
この層のフォロワーは、”あなたの発信する情報”と”あなたという個人”双方に価値を見出す、コミュニティ層とフロー層の間と定義することができる。
更にファン層のフォロワーにあなたとソーシャルメディア上での接点が生まれれば、コミュニティ層に移行する可能性もある。
ここでは、流動的なフロー層を除いた、比較的変動しないフォロワーを、”固定的なフォロワー”と定義している。”固定的なフォロワー”は滅多なことがない限りあなたをリムーブしない。
明確なポジショニングと差別化された情報発信で、フロー層をファン層にする
自分のアカウントはどのようなポジションなのか、まずは明確に定義する必要がある。(多くの人は、ツイートのテーマによって自身を定義すると思う。例えば時事全般や金融やITやサブカル、、、等)ポジションが明確であれば、その情報を求めるユーザーが、まずはフロー層になり、更に発展してファン層になる可能性がある。逆にテーマが明確でなかったり、自分の感情、内輪ネタばかりをツイートしていると、コミュニティ層のフォロワー以外は残らないだろう。
フロー層をファン層にするためには。
・アカウントのポジションを明確にする。
・フォロワーの情報需要にマッチした情報発信を行う。
・何らかの差別化された情報発信をする。(差別化の要因は、情報速度や独自の考察等)
フロー層の意図を理解し、それらの情報需要を満たすことにより、フロー層は固定フォロワーになる。固定フォロワーを増やすことにより、長期的な視点で徐々にフォロワーを増加させていくことが可能となる。
⇒フロー層のユーザーはテーマ性のある情報発信を行なっていけば徐々に増加する。それらのリムーブ率を低下させることにより徐々にフォロワーは増加する。
これを心がけていけば露出最大化する方法よりも増加率は低いが、長期的な視点で安定的にフォロワーを増やすことが可能だろう。