業界人が教える”実力あるSEO業者”の選び方
SEO業者ほど実力がピンきりなものはありません。なおかつ外からは実力を判断し辛いので、業界の人間であってもSEO業者選びに苦労するものです。
例えば上場していても良質な業者とは限りません。蓋を開けるとびっくり、高値で効果のない外部リンクを付けるだけだったり、他社に案件は全て流す”営業だけ会社”だったりする場合が多々あります。
今回は僕からみた良いSEO業者の選び方をご紹介します。
まずはSEO業者を、1)単体キーワードで上位表示を狙う業者(以降、単体キーワード系) 2)ロングテール戦略で集客力を高める業者(以降、ロングテール系) に分けて、業界内にどのような業者が存在するか解説します。
実力のない業者 | 実力のある業者 | |
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単体キーワード系業者 | ・営業のみの窓口業者 ・成功報酬で契約して何もしない。運良く上位表示すれば金額請求する詐欺同然業者 ・効果の出ない対策を行う業者 |
・グレーな手法を使う業者 |
ロングテール系業者 | ・中途半端な分析からのサイト改善により、集客力向上を果たせない業者 | ・適切な分析によるサイト改善を行い、戦略的に集客力向上を果たす業者 |
■単体キーワード系業者
・実力のない業者
“単体キーワード系業者”で実力がないのは、1)「営業のみの窓口業者」と2)「成果報酬として契約するが、基本的には何もせず運良く上位表示すれば金額請求する詐欺同然業者」、3)「効果の出ない対策を行う業者」です。ここで厳しい現実を伝えると、巷のSEO業者が上記である割合は非常に高いです。(よって何も考えずに契約すると上記にあたる可能性が高いです。)
というか、ある程度競合のいる単体キーワードで上位表示出来る業者は、Googleアルゴリズムの複雑化により、ごくごく一部となりました。1)のような業者に依頼すると、回りまわって、力のある業者に案件が集まることも多々です。(よって大本は一緒の場合が多いです。)
・実力のある業者
実力がある大半は、限りなくグレーな手法を使う業者です。グレーな手法とは主に意図的な外部リンクの掲載を指します。こういう業者はごく一部ですが、現在(10/13)でも確かに上位表示を達成させる実力はあります。
※
外部リンク対策は確かにリスクがあり皆否定しますが、”ロングテール戦略するほど金や時間がなく単体キーワードでの上位表示を行うしかないが、ナチュラルに被リンクが集まる程の独自性が無いサイト(orサービス)”であれば、意図的な被リンクを集めざる負えない状況があります。よってグレーだから選択肢から外す、というのは少々早計です。
■ロングテール系業者
・実力のない業者
“ロングテール系業者”で実力がないところに依頼すると、一応ロングテール戦略は行なっているが中途半端な分析とノウハウのなさにより、プラン通りサイトリニューアルしても集客力が思った以上に向上しない、といった状況になります。基本的に本格的なロングテール戦略を行う際はサイトをリニューアルする場合が多く、コストが掛かるので、上述した状況は最悪です。
・実力のある業者
実力があるのは、テクニカルに関する知見を持ち、適切なデータ分析からのサイト改善を行い、集客力向上を果たせる業者です。これは本来奨励される普遍的なSEO手法となります。高い確率で集客力が向上し、かつサイト全体のCVR等も上昇する可能性があり良い事ずくめですが、高いコストが掛かります。
■ 業者選択のポイント
では具体的な業者選択のポイントになります。単体キーワード系にしろロングテール系にしろ、実力ある業者を選択するのは必須として、では具体的にどうやって実力を見抜くのか。
1) 積極的に情報発信しているか
書籍の発行、セミナーの開催、ソーシャルメディアやブログの利用等を通じて、積極的に最新の情報を発信しているかどうかです。
※ただし上記がなくても実力がある会社もありあます。(情報発信せずに実力ある業者は、主に”単体系キーワード業者”に多いです。手法がグレーである、またはノウハウに直結している等の理由により、このような業者はあまり情報発信を行いません。)
よって、これが全ての判断基準ではなく、優先的に信頼できる業者の指標だと考えておいて下さい。
2) 研究開発に人出を割いているか
R&D系部門があったり、研究開発に人出を割いたりしている業者は実力がある可能性が高いです。企業の組織図等を見てみましょう。但し独自にアルゴリズム研究しているSEO職人みたいな人もいるので、単に”企業的に人を割いている”だけが指標にもなりません。
(そのような方は情報発信している可能性も高いので、1)と組み合わせて判断します。)
3) 実績はあるか
特にロングテール系業者を選ぶ場合は、豊富な実績を持つ信頼性の高いところに依頼しましょう。単体キーワード系であれば、あまり実績はアテになりません。(手法が移り変わる単体キーワードSEOにおいて、過去の実績など殆ど価値はありません。あくまで参考程度です。)
また上記以外に。生理的に怪しいと思った業者は避けましょう。
(例えば上位表示率9x%だったり、○○協会所属だったり、サイトにやたらニコやかな女性が散りばめられていたり。。。等々)
「生理的に怪しいところは大体怪しいの法則」があります。
くれぐれも業者選びは慎重に。