サイトによって内部SEOが極めて効果的な手法になる理由
外部リンクのリスクが増加し、SEO業界は内部の技術的改善やキーワードマーケティングを中心とした施策がメインとなってきている。今回は技術改善やキーワードマーケティングを中心としたSEO施策がどの程度メリットがあるのかを解説する。
1)サイトの種類や状態によってはSEOが圧倒的に費用対効果の高い施策になる。
ここでの費用対効果とは流入効果の大きさと他広告手法と比較した際の費用の安価さに分かれる。
・流入効果の大きさ
SEO施策は向いているサイトと向いていないサイトが顕著に分かれるが、向いているサイトであれば様々なWEB広告手法よりも高い効果が生まれる場合がある。
これはそもそもの改善効果の大きさと、改善により発生した流入が恒久的にストックされることにある。
特にSEOが向いているサイトとは比較的大規模でかつ技術的な要件が含まれるサイトだが、これらのサイトをもしSEOを考慮せずに構築した場合、多くのケースにおいて何かしらのボトルネックとなるようなクリティカルな問題が発生している。これを取り除いたり、競合他社の良い部分(サイト構造等)を模倣することにより、流入が120%~200%増加等、大きな効果が発生する場合がある。
また検索市場の大きな業界(悩み系やハウツーのワードが多数存在するなど)においても適切なキーワードマーケティングを行うことにより、継続的に流入数を拡大していくことができる。
・費用の安さ
外部リンクを使わないSEO施策は基本的に労働集約型のコンサルティングになるため、多くの場合広告出稿と比較して安価になる。(掛かるのがコンサルタントの人件費のみなため、高くても数十万円程度である。)労働集約型のコンサルティングプロジェクトを終えて大きな流入がストックされれば広告出稿と比較しても圧倒的に費用対効果が高い。
2)コンサルを受けることによってノウハウが蓄積され、別のサイトでも水平展開できる。
コンサルティングを受けてSEOの考え方や運用方法を学ぶことができれば、それを別メディアに水平展開することが出来る。
例えば先日考察した株式会社じげんのビジネスモデルのように同質のバーティカルメディアを多数所有する企業であれば、どこかのメディアでコンサルティングを受ければ、同様の内容を別メディアにも水平的に展開することができ、メディア郡の流入を全て向上させられる可能性がある。SEOのノウハウを組織として蓄積できれば、WEB系企業ではかなり大きなメリットがある。
今回のポイント
1)外部リンクを使わないSEO施策は技術改善とキーワードマーケティングをベースに行う。
2)大規模なポータルサイトや検索市場の大きい業界はSEOに向いており、比較的安価はコンサルフィーで大きな効果を恒久的に生み出すことができる。
3)SEO施策の方法や考え方を蓄積できれば、組織的に大きなメリットがある。
自社サイトがSEOに向いているかどうか。どの程度効果が出そうな等のご相談は
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