SEOって何すればいいの?!が分かる施策の俯瞰図公開
SEOでやるべきことが分からなくなってしまったり、経験則や知識の偏りによって、特定の施策ばかりにこだわってしまったりした場合のために、全体からSEOを振り返るための施策俯瞰図を紹介したいと思う。
以下私が使用しているSEOの俯瞰図である。施策に迷ったら、一度全体像を俯瞰してみて、他に打ち手はあるのか、また本当に現在実施している施策が他の打ち手と比べて相対的な優先度が高いのかどうかを冷静に判断する。
自社、競合、ユーザー(市場)視点で考える。
SEOを考える際に自社、競合、ユーザー(市場)の視点を避けて通ることは出来ないだろう。ビジネスとは相対的なので、刻一刻と競合の戦略もユーザーニーズも変化してくる。特定の施策の効果があるかどうかは、状況によって変わっていく。SEOとは全体的な視点で考える必要があるのだ。
しかし人の思考は偏りやすいもので、自分の経験則やSEOへのイメージ、主観での当たり付けから、施策が偏ってしまう場合が多々ある。良くあるのは自社の技術的な課題や、外部リンク構築のみに目を向けてSEOを考えてしまうケースである。
それらの施策も重要なことに変わりはないが、ビジネスのリソースが限られており、競合も刻々と施策をしている中では、最もインパクトの高い部分に注力して施策していく必要がある。
どの領域のインパクトが高いのかを考える
自社、競合、ユーザー(市場)の視点で以下の様な可能性に着目して分析し、最もインパクトの高い施策領域を考える。
1)自社分析(自社にボトルネックはあるか。)
技術的なボトルネックやキーワードの配置度合、コンテンツの強さを調査
2)競合分析(競合に勝ち得るのか。)
競合のコンテンツやサイト構造、順位分布状態を調査
3)ユーザー(市場)分析(コンテンツやリンクを拡大できるか。)
ユーザーの検索傾向や行動を調査
上記のような調査を実施すると、インパクトが高そうなのは、自社の技術的なボトルネック解消なのか、新規コンテンツを量産していくのか、あるいはコンテンツをCGMなどで生成する仕組みづくりなのか・・・・等の判断が付きやすくなるだろう。
迷った場合や、施策の偏りがあった場合は、一度全体像を冷静に見てみることで、新しい方向性が見えてくる。
今回のポイント
・SEO施策に迷ったら、一度全体像を俯瞰してみて、他に打ち手はあるのか、また本当に現在実施している施策が他の打ち手と比べて相対的な優先度が高いのかどうかを冷静に判断する。
・SEOを考える際は広い視点が必要。一つの切り口として自社、競合、ユーザー(市場)の視点がある。
・最もインパクトの高い領域にリソースを集中し、施策を行っていく。